表現規制となんちゃら的な流れでTwitterのTLに流れてきた話題の中で、直接的な表現と読者に想像させる表現みたいなものがあったので、創作手法的な視点でちょっと触れてみます。
(※それぞれの表現的なメリット・デメリットの話のみです)
※18歳以上の方なら『母を子作りパートナーに奪われた話』で自分が取り組んだものが手法としてやや近いかと思われますので、あとで読んで頂けると幸いです。
わかりやすい表現というのは、「◯◯◯◯に◯◯◯ずぽずぽしてるぅ~♡」みたいな感じですか(すみません、bloggerの規約的にめっちゃ伏せ字です)。わかりやすいエロです。ナニがどうなっているのか、ヒロインの状態もわかりやすく、わりと実用的な表現かなと思われます。難しいことを考えずに『実用』出来るので、ストレートで即効性があります。
対して、『母が嗅ぎ慣れない香水を付けるようになり、帰りも遅くなった。それどころか、朝帰りも珍しくない。』みたいな表現は直接的ではありませんが、読者の想像・妄想を煽り、じわじわと訴えかけてきます。行為を描写していませんが、物語の背景も合わさり、きっとヒロインは……と、読者に想像させる表現の仕方ですね。即効性はありませんが、妄想が膨らんで期待が高まります。
メリット・デメリットで言えば、前者はわかりやすい反面、しっかり描写しないと単調になりやすいかな? 後者は想像・妄想の楽しみがある反面、『ヒント』をしっかり描写しておかないとわかりにくい。メリット・デメリットのバランス的には前者をとりやすい気はします。後者の方が難しいというか。
自分は『母を子作りパートナーに奪われた話』で後者の表現方法を部分的に採用し、自分なりのバランスを取ってわかりやすくしたつもりです。個人的にはそれなりに良いものが書けたと思いますが、評価は良くなかったですね。わかりにくいのかなと思われます。
(母NTR系短編の自分の作品は平均300pt~400pt辺りですが、200pt台でした)
作家的には後者で読者の脳を刺激する文章を書きたいところですが、わかりやすさという点で前者の表現方法を上回るのは、かなり難しいですね……。それなりの実力が無いとただの自己満足になってしまう感じです。
限られた情報から読者に「これはエロい!」と思ってもらえる表現が出来るかどうか。これは相原にとって永遠のテーマかもしれません。
隠喩的な表現は大好きなんですがエロ界隈で滅多に見ない表現なので評価しづらいのかなって思ったり
返信削除NTR好きでなくても堕ちる女のエロで興奮できて実用性高めなのが普通のNTRですが
匂わせる描写でエロを表現するのはかなりNTRそのものが好きでないとノレないのかもしれません
自分もエロSS読むときはスクロールして塗れ場から読んでよさげだったら最初から読むみたいなことしてますし
コメントありがとうございます!
削除そうですね、やっぱり『実用性』を求めて読み始めるのが一般的だと思いますので、そうなると隠喩的な表現は『実用性』が低いんですよね……。
実力や評価が高まり、「あいつの作品はパッと見だとエロくないけどすごくエロいんだよ」と認識されない限りは難しいですねえ……。
でもまあ、趣味なのでまたやるかと思います。