今回は、先日完結しましたTSモノ、『親友転性~恋も病』について。
書き切れたかといえば首をかしげざるを得ませんが、とりあえず自分なりに考えていたものは書けたかな、と。『恋も病』という部分が今作のひとつのテーマ? だったので、それに触れるエピローグをどう上手く処理するかに手間取りましたが。
翔太は自分にとって、ある意味で理想像の男を書きました。あんな風に接することが出来る男、なかなかいないんじゃないかな……。そういう風になれたら良いなという、自分の憧れの一部が翔太というキャラクターに込められています。
輝は……身体だけではなく、心まで女になっていく男を、いかにノクターン的に書けるか、ということに注意して書きました。魅力的な女であって欲しいし、TSによって内に秘めた悩みもあったりして……色々な揺れ動くものを抱えつつ、それでも『理想的な女性』として、惚れた男を籠絡しにかかるキャラクター、みたいな。好きなキャラですが、なかなか思うように描写出来ず、苦労しました。
TSというテーマは、メジャーなジャンルになるんでしょうかね……? まあ、母NTRよりはメジャーだと思いますが(苦笑)。その中に飛び込んでいくというのは簡単ではありますが、飛び込んだ後に上手く泳げるかどうかは別問題です。今回は、理想の『泳ぎ』が現実と剥離しすぎていて、溺れたかな……。形にはしましたが、もっともっと何とかなるのではないか、という考えがずっと残っています。力不足。
書いていて苦しみましたが、でも楽しかったですね。好きなジャンルを好きなように書く。アマチュアの特権です。
(まあ、商業もある程度はそういう側面あるかもしれませんが……数字を取るために『プロ』に徹しなくてはならない場面は多そうだなあ、なんて)
結婚式をすっ飛ばして、子供がある程度成長したエピローグで締めましたが、書きたいエピソードが出来たら適宜更新しようかなとは思っています。忘れた頃に増えるくらいの、期待薄な感じだとは思いますが。好きな作品なので。
次に書く作品は何も決まっていませんが、また何かしら投稿できればと思います。
ご愛読頂いた方には感謝を。また、よろしくお願いいたします。
芥川愛之助(A2R WORKS)
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